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貴方の過払い金にも利息が発生しています

過払い金請求を実際に実施する前の引き直し計算をする上で、是非とも知っておきたいことというのがあります。
それは「返還請求に対しても利息は発生する」ということです。

 

簡単に説明しますと、多く返済してしまった過払い金にも利息が加算されていくということなのです。
そんな過払い金には、過払い金が発生した翌日から、5%の利息が加算されることになります。
以前の最高裁判所による平成19年2月13日の判決におきましては、「商行為である貸付けに係る債務の弁済金のうち利息の制限額を超えて利息として支払われ た部分を元本に充当することにより発生する過払い金を不当利得して返還する場合において、悪意の受益者が付すべき民法704条前段所定の利息の利率は、民法所定の年5分と解するのが相当である」
という判決が述べられました。

 

基本的に利息は5%が一般的となっていますが、6%とされる判例も出ています。
消費者金融などに過払い金の返還請求をする際には、貸金業者に対して利息分も請求する形となるのが普通です。
貸金業者などに過払い金を請求する時に利息も請求するのでしたら、和解をする際に利息を免除する代わりにこれまでの過払い金を全額支払っていただくという条件をつけることができるからです。

 

しかしどんなに貸金業者に対して取引履歴の開示請求を幾度もしたところで一向に開示されない場合におきましては、訴訟を起こす必要があります。
そしてその際には「推定計算」という方法で引き直し計算をする必要が出てきます。
せっかく過払い金にも利息が発生するという法律があるのですから、泣き寝入りをしないで過払い金請求をするようにしましょう。


 
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