取引履歴開示の請求は確実に中身を確認しよう
過払い金返還請求において、まずすべての人が
通らなければならない過程が取引履歴の確認です。
取引履歴は、すでに返済が完了していると手元に残っていることがなく、
そういう場合には直接金融業者に開示を求めなければなりません。
その際に注意すべきことが、次の体験談からおわかりいただけると思います。
ある男性が過払い金返還請求を行う事前準備として、
すでに手元には残っていなかった取引履歴の開示を大手消費者金融に求めました。
電話で手続きがすぐにすみ、送ってくれるとのことでした。
そして数日後書留で郵便物が届きました。
そこでこの男性が取った行動は、きちんとその中身を確認したということです。
そこで気づいたのがすべての取引履歴が掲載されていなかったということなのです。
男性が取引履歴を請求した際に、すべての取引を、というふうに指示を出していたのですが、
後日確認電話を入れてみると、そんなことは聞いていなかったというのです。
この男性の場合改めて履歴を送ってもらうことができましたが、
彼を救ったのは個人で請求をしようとしていたため、念入りにチェックをしたということです。
中身も見ずに、弁護士などにそのまま渡していたとしたら、
弁護士は履歴が足りないなんてことまで見抜けるはずがありませんよね。
取引履歴開示を請求された方は、必ずきちんと読んで確認するようにしましょう。